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2015-04-19 [Sun]

子供用おもちゃのリアクション

ベネッセのこどもちゃれんじの教材として、コンピュータと称する何かが届いたわけですよ。かなり前だけど。

それ自体は別にコンピュータでもなんでもなく、ノートPCっぽい筐体に、ボタンがいくつかついていて、押して遊ぶゲームなんだけど。

で、ちょっと面白いことに気づきまして。

「象はどれかな?」

っていう問題が出ている時に、「あひる」のボタンを押すと、「違うよぉ」じゃなくて、「わぁ、アヒルが好きなんだ。僕は、象さんが好きだよ」と言う。

南央美の声で。

余談だが、南央美の声は、妙な色気があるよな。セクシーというのではなく、ひねり方が他にない個性というか。ルリルリの印象が強いが、ただの萌ボイスでないところが、ああこの人の声は声優としてあるべきだなあと思う。

さらに余談だが、その声が非常に生きているのが、ルリルリのボーカルCDで、あれはキャラソンアルバムの中でも秀逸な一枚ですね。

閑話休題。

要するにですな、相手のミスを指摘するのではなく、相手を否定しない、という反応をするわけです。このベネッセの付録。

それは分かるし、実際親が1歳2歳くらいの子供を相手していると、そういうリアクションをするんじゃないかと思う。

だが、マシンがそれでいいのか?

むしろマシンは、機械的に「違うよぉ」でいいんじゃないのか?

中途半端に賢い反応をしないほうがいいんじゃないのか?

いやいや、待て待て。

じゃあ、それなりの人工知能が積まれるようになり、それなりに賢い反応ができれば、それは許容されるのか?

それなりに賢くても、結局中途半端なことには変わりないんじゃないのか?

完璧な人工知能ならいいのか?

そもそも、人間のリアクションだって、中途半端じゃないか?

親として完璧なリアクションなんていうものは、概念のレベルでも存在しないんじゃないのか?

問題なのは、パターンが少ないことか?

そうなのか?

……などということを、延々と考えてしまったわけですわ。

結論はないです。


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