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2015-06-21 [Sun]

ちょっとしたオシャレというもの

家のキッチンに、コーヒーカップのようなカップがあって、それはアロマオイル専用なんですな。カップにお湯をいれて、アロマオイルをたらすと香りが立つ。ちょっとしたオシャーレなアイテムです。うちの奥さんは、こういう、ちょっとしたオシャーレがわりと好き。

で、そのカップを見る度になんか違和感があるなあと思っていたので、ちょっと自分なりに分析してみました。

まず、キッチンにコーヒーカップと似た形状のものがあったら、そのコンテキストにおいては、コーヒーカップだと認識されるわけですよ、普通は。

それをアロマオイルに使うというのは、妻が勝手に決めたルールにすぎない。あるいは、「コーヒーカップ状のアロマオイル入れがオシャレ!」と決めた誰か。

そのルールを知らない人には、コンテキスト的に通じない。仮に周知させようとしても、多分、息子は理解していない。

理解が難しい存在がいる場所において、ハイコンテキストな物体の混入は事故のもとになるので、安全管理という面では多分この存在は許されない。

しかし考えてみると、オシャレの方法論のひとつに「ちょっとルールを崩してみる」というのがあるように思う。それは、コンテキストをちょっと無視して、別のセマンティクスを与えてみる、ということである。

なるほど。

それは機能性と一見矛盾する。はたして、矛盾しない解法はないものだろうか。それがおそらく機能美と呼ばれるものなのかもしれないが。

難しいなあ。ハイコンテキストは、多分その把握にコストがかかると思う。ぱっと見た時に、あ、いけないいけない、これは普通のカップじゃなくてアロマ用、というのを思い出さないといけない。


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