告知など


2015-07-06 [Mon]

気持ちが変わらないってこと

ふと、思うんですよね。

僕はコンピュータゲームが好きで、子供の頃や大学生時代はパソコンでゲームを作って遊んでました。

遊ぶのも嫌いじゃなかったけれど、新しいゲームを考えてプログラミングするのが好きだった。

でもいつの頃から手を出さなくなり、今じゃ「ソシャゲはクソ」とかいう気分で興味すら沸かない。

でも今でも現役でゲームが好きでゲームを作っている人はいるわけで(ソシャゲにしろコンソールにしろ)、そういう人と自分を比べてみると、きっと自分はゲーム業界では生きられない人間だったんだろうなと思うわけです。

コンピュータ全般とかプログラミングについて考えてみると、一時期の世間はWindowsだらけの時期にあっても、「Windowsはクソ」と言いながらも興味は失わず、BSDで生活してプログラミングし続けてきたので、僕はプログラミングで飯を食えている。まあ、UNIX文化とかインターネット文化とか、今いる会社とか、生きていける受け皿が幸いなことにあったからというのは大きいんだけど。

で、いつの間にか仕事になっていまった小説について、自分はどうなんだろうな、と考えてしまったんですな。

小説を書くことは嫌いじゃないし、興味は失っていない。まあ、以前よりも頭の回転は遅くなっていて、コンピュータほど経験の蓄積がないので大変な思いをしている部分はあるけれど。

SFについては、今でも業界はすげーなー、新作すげーなー、作家もすげーなー、と思っていて、そっち方面の興味は失っていない。ただ僕の能力だと魂込めたSF作品をほいほい書けないという能力的な残念感はある。

デビュー元ジャンルであるラノベはどうかと考えると、「なんか最近のラノベって、僕が好きだった2000年頃のラノベとは違うな」という感覚があって、いまひとつ興味が落ちているというのは正直ある。

だからもしかすると、長期的に見てライトノベルというのは自分は活動できない場所なのかもしれない。まあ、ライトノベル自体がどんどん変化しているのが現状なので、無理にそれに合わせるよりは、自分の活動場所をぽんぽんと移動させていくくらいがいいのかもしれないけれど。


2015-07-08 [Wed]

イクメンというファッション

この記事「小島慶子 そこのパパ、女と同じ轍を踏まないで!」なんですけどね。

http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=5449&page=3

あ、全文読むには会員登録(無料)が必要です。

内容にはほぼ同意します。うん。良い記事だと思います。

その上で、つらつらと思うこと。

この記事で提起している問題を整理すると以下2点になるかと思います。

1)イクメンをファッショナブルにしようという考えはストレスを増やすだけ

2)イクメンはこうでなければならないという考え方は、一部の女性が陥ったものと同じ「見られる育児」という発想と、同調圧を生み出し、イクメンが疲弊する

1)については、「「俺は汚いイクメンにはならない。ファッショナブルなイケメンになるんだ。むしろみんなもなろう」っていうタイプもいるんじゃないかと。ファッション誌におしつけられるのは外圧になるけれど、そういう人はイクメン関係なくファッション外圧に踊らされて、それが楽しいのであれば好きにすればいいじゃないと思うのです。むしろファッショナブルになったほうが元気かもしれない。

この点については、チェックのネルシャツ文化で育った僕からは想像の範囲外ですが。

ただ、ファッショナブルを強要されるのは嫌だなあ、と思います。

そして、この「強要」というのが同調圧力に変化しがちです。

2)の「イクメンはこうでなければならない」というのは圧力ですね。他者からの圧力かもしれないし、自己イメージからの圧力かもしれない。

そこには誰かの目が存在するわけで、それは「見られる育児」となり、疲弊するのは分かる。

ただし注意しないといけないのが、同調圧にしばられた仲良しグループが大好きな人というのが、男女関わらず一定数存在するということです。

元記事が会員登録必要なので、直接引用できないけれど、最後のほうの結論は「見られる育児を負担に思うコミュニティーに、圧力に屈しないパパが入ってきて、そこのママの常識を壊して欲しい」という感じ(こうまとめると若干原文とニュアンスが違う気がしてきたぞ)なのですが、そういうわけで、壊して欲しくないと思っている人もいることは認識しておいたほうがいい。

まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね。

なんとなく感じているだけなのですが、今の日本の状況で、PTA活動ができる親って、傾向としては仲良しグループが好きな種類の人な気がするんですよね。それは多分パパも同じ。というか、IT業界にいると感覚が鈍くなるけれど、世間の多くの人はどうやら仲良しグループが好きみたいです。IT業界みたいに「え?飲み会って、勉強会とかイベントの打ち上げのことでしょ?」ってことはない。

PTAのようなコミュニティの難しいところは(などということをまだPTA活動していない僕が書くのはどうかと思うが)、バックグラウンドが全然違う人(親)が一緒になって何かをしようとする点だと思います。

子供という共通のモチベーションはあるけれど、やりかたってことになると、全然違う。

だから、そうねえ、簡単に「コミュニティーに入っていて、常識を壊して欲しい」と言われても、難しいねえと思うのです。

まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね(二度書きました)。

ところが、相手のやりかたを尊重しつつ、調整しつつ、うまいこと物事を進めることができる人ってのもいるんですよね。そういうの、僕は真似できないし、したくもないけど、尊敬はします。

無理に壊そうとしなくても、そういう人がうまく仲介に入って、ソフトランディングすればいいんじゃないかなと思います。

まあ、僕は無神経なので、壊しに行きますけどね(三度書きました)。


INFORMATION OF EARTHLIGHT TECH NOLOGY <kimoto@earthlight.jp>