告知など


2015-02-23 [Mon]

神様へのホットライン

息子、3歳8ヶ月。

息子は電話が大好きである。もしもしをしたがる。

家の固定電話も好きなので、スマートフォンが好きというわけではなく、電話が好きなようだ。

いつのころから、自分の携帯電話を持ち始めた。

それはどうやら、左の腰のポケットに入っているらしい。多分僕が腰のベルトにスマホをつけているから。真似しているのだろう。

何かイベントがおこると、その携帯電話を使って、どこかに報告する。

イベントというのは、楽しいことや、嫌なことや、定期連絡だ。

嫌なことがあったときにどこかに電話するのは、多分彼なりに気持ちを消化させているのだろうと思う。

楽しいことがあったときの電話も、彼なりに興奮を消化しようとしているのだろう。

定期連絡はよくわからない。

腰から電話を取り出して、ひとしきり意味不明なことを喋り、最後に「はーい」と言って、バイバイをする。

最近、意味不明な言葉の中に「パパパ(お父さん)」「ちゃーちゃん(お母さん)」という単語が聞こえたので、どうやら両親が元気でやっているかとか、何か口論していたとか、そういうことを報告しているような気がする。

ついでに言うと、誰に電話しているのかも分からない。どこか頭の上のほうに小さなおっさんがいるのかと思っていたけれど、妻に言わせると、生まれてくる前にいたところの神様に報告しているのではないかと言う。

まあ確かに、電話する時の口調は、実家に電話する時とも違い、明らかに用事や報告事項があるという様子なので、神様に電話して報告しているのだとしたら、つじつまはあう。

この子の神様は、いつ頃までこの子の報告を受け取ってくれるだろうか。


2015-02-12 [Thu]

NP11でNetBSD問題

以前、EPSONのNP11にNetBSDをインストールしようとしたところ、以下の問題がありました。

・agpをconfigした瞬間に画面が崩れてコンソールが刺さる

・rtkが動かない

先日、NetBSD 6.1.5をインストールしてみたところ、以下の状態でした。

・agpをconfigすると画面が崩れるというのは変わらず

・rtkは動く

インストールについては、まずUSBメモリからインストールするようにし、USBメモリ上のカーネル(普通にufsでmountすればいい)をagp*を無効にしたGENERICカーネルで置き換えれば大丈夫。ちゃんとインストールできます。

ただ、カーネルを作り直さないといけないなあ、動いているNetBSDのマシンないなあ、仮想マシン作るか、と思い、Core i5のマシン上に仮想マシン作ってNetBSDインストールしてカーネル作り直したら、これが速いのね。さくっとmakeが終わる。

これをNP11(Atom 230)に持っていくと、遅いのね。悲しい。

自分はいったい何をやっているのだろうかという気分になる。


2015-02-04 [Wed]

悪意の増幅

あのーね、ちょっと思ったわけですよ。

電車で立ってて、隣の人がタバコ臭かったのですよ。

電車の中とか駅が禁煙になってても、タバコすう人って、その人そのものが臭いわけですよ。

そこに加齢臭が加わると、なんとも堪らない匂いになるのですよ。勘弁して欲しい。

で、ね。

ここで、隣の人の写真をとって「臭い人発見」とか書いてネットにアップするとするじゃないですか。

そんなことをみんながやりはじめると、この路線のこの時間帯のこの車両付近には臭い人がいる、というソーシャルマップができるわけです。

これと同じこと、タバコ以外の理由で臭い人、あるいは、単純に「嫌いな人」っていうのでやると(それこそダウン症の人、見つけた、かもしれない)、悪意のソーシャルマップが出来上がるよな、と思ったのですわ。

電車に限らず、ゴミ屋敷マップとか、騒音おばさんとか、そういうのも可能性としてあるよね。迷惑マップ。

迷惑マップって、悪意のマップだよね。

それを可視化することで、多分悪意は増幅されるよね、吐き出してすっきりとかならないよね。

そういうマップが作られないというのは、本能的に悪意の増幅を忌避する感覚が働いているからなのかしら、などと思ったのです。


2015-01-05 [Mon]

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。三が日過ぎてしまいましたが。

実は昨年一年は、非常に厳しい一年でした。

自分の体調、家庭の状況、仕事の状況、どれが原因でどれが因果関係なのか、もはやわかりませんが、どれもひどいものでした。多くの人に迷惑をかけてしまいましたが、自分自身も辛かったです。

そんなわけで、今年は決して元気にスタートいう感じではありませんが、多分昨年一年で山は越えることができたのではないかと思っており、今年は復活の年にしたいと考えています。

そして、同時に自分の限界(肉体的・精神的・環境的)もようやく向き合うことができたように思っており、仕事のしかたや生活のしかたも、少し方向転換していかなければならないのかなとも思っています。

とは言え、後ろ向きになるのではなく、新しいことへの挑戦は忘れたくないので、引き続き興味をひろげつつ新しいことに手を出していきたいなと思います。

今年もよろしくお願いします。

さて、そんな中、僕のデビュー作である「声で魅せてよベイビー」が電子書籍化されました。BOOK☆WALKERでは昨年末から配信されていたのですが、先日1/4にKindleでも配信開始しました。

いまとなっては紙では手に入らない本なので、読みたいと思っていたけれど手に入らないと思っていた方は、この機会に是非どうぞ。

声で魅せてよベイビー (ファミ通文庫)(木本 雅彦) 声で魅せてよベイビー (ファミ通文庫)(木本 雅彦)


2014-12-10 [Wed]

【お知らせ】 朗読して頂きました。

ALFA様のネットラジオ番組「朗読男女」にて、以前私がSF Prologue Waveに寄稿した「ファースト・ラブ・コンタクト」を朗読して頂きました。

12/11の公開になるそうです。

http://alfa-radio.com/radio/roudoku/

元になった作品はこちらから読めます。

http://prologuewave.com/archives/4095


2014-11-09 [Sun]

最近のお父さんのこと

あのーですね。保育園の運動会に行ってきました。

最初、リレーで走ってもらえないかと言われたので、他にいないならと答え、結局他に走る人がいたので、走らないことになりました。やはり優先順順位的にも、「あの人走らせたら倒れそう」と思われたのでしょう。速い遅いの問題ではなく、走ったら多分死ぬ。

で。

まあ、前提として、住んでいる地域が似たようなものだとか、子供を保育園に通わせているとか、母集団の条件がある程度偏ったものにはなるとして。

なんというか、綺麗なお母さんが多いですね。びっくりです。ギャルママっぽい人はまったくいない。それが最近はもう絶滅したのか、この母集団だといないのかは分からないけど。みんなシュッとしている。

いや、お母さんのことはいい。

お父さんの話です。

息子を何度かトイレに連れて行ったのですが、結構お父さんに連れられてトイレに来ている子がいたのですね。

ああ、もはやこういうの普通なんだよな。

別にトイレとかおむつ交換なんて、お母さんじゃなくてもできるので、みんな普通にやっているのね。

イクメンとかわざわざ名前をつけなくても、いいのよね。

あ、ちなみに、息子ですが、親子でやる障害物競争ふたつと、かけっこと、ダンスに出ました。

まあまあちゃんとできていた。

たまに脱走しかけてたけれど。


2014-10-26 [Sun]

奥山佳恵さんが出演した番組のこと

TBSの「私の何がイケないの?SP」というバラエティ番組の、10/6放送分で、奥山佳恵さんが次男がダウン症であることを告白しました。まあ、告白と言っても、この話、ダウン症業界ではわりとみんなが知っていることなので、今更告白という表現はどうかとは思うのですが。

NAVERまとめはこちら 私の何がイケないの?次男のダウン症告白で奥山佳恵が投じた一石

個人的に思うことをツラツラと。

まず見て思ったのが、基本的に「テレビ」というフレームでのものに終始したな、というのが率直な感想です。しかし彼女が「テレビの人」であるので、彼女が出演するという時点で、テレビのフレームの中でしか成立しないのだろう。

だいたい、最後のほうの出演者が泣く演出が理解できない。どういうセマンティクスをそこに与えたいのかが、さっぱり読み取れず、情緒的なものだけに終始しているように思う。ま、テレビなんてそんなものなんだけど。

西川史子が医者の立場から「とは言え、生まれた家庭によっては、障害児であることでその子がかえって不幸になるケースは現実的にある」という趣旨のコメントをしていて、それ自体は正しい内容だと思うんだけど、あの人って医者の立場からコメントできる状態にあるの?というのが疑問。もはや医者じゃないんじゃね?僕が「研究者として」的な発言したら、それはどうなのってなるでしょ?

さて、ここからがわりと本題。

奥山さんの次男は、心臓の合併症を持って生まれてきました。三歳になったばかりで、最近ようやく歩けるようになったところ。食事はまだペースト状の流動食。うちの息子が今3歳5ヶ月なので、そんなに変わらないですね。

合併症があったからとは思いますが、ちょっと発達がゆっくりだと思います。が、ダウン症の発達のはやさは本当に幅が広いので、平均して三歳までには歩くという数字があったとしても、その平均を基準にするのは無意味だと思います。

ただ、離乳食が初期食というのは、ちょっと心配。うちの子も、生後半年頃から離乳食を始めたんだけど、かなり初期食が長かったんですね。それは、本人の問題というよりも、市の療育での指導方針がそういうものだったからで、その後個人指導をしてくれる先生に見てもらって離乳食はどんどん進みました。奥山さんのところは、療育の指導のペースを信じていて大丈夫なのかが、心配です。

あと、奥山さんが「特別児童扶養手当」をもらっているという話をしていて、おや?と思いました。ダウン症だと3歳くらいだとそれほど普通の子と差がないので、審査が通らないケースが多いと聞いています。それよりも、この手当、扶養者の所得制限があるんですね。それなりに稼いでいる家庭だと、そっちに引っかかってもらえない。おやおや奥山さん、大丈夫なのですか?というほうが心配になりました。もっとも、彼女の旦那さんは自営業なので、いろいろとうまいことやっているのだと思いますが、それならそれでこれをきっかけに税務署からつっこみが入らないかというのも心配になりました。

また、奥山さんの次男に続いて、あべけんたさんと北海道で主婦をしている女性が紹介されていました。このふたりは、ダウン症の平均からしても、相当発達がよい人(障碍が軽度)の人たちです。日本の中にダウン症の人は沢山いますが、みんながみんなこの人たちのように普通の会社で就労できたり結婚できたりするわけではありません。

一方で、この人たちが小さかった頃ってのは、まだそれほど早期療育が普及していなかった頃でもあり、今後成長していくダウン症の子供たちは、それまでの世代よりも平均すると良い発達をみせるだろうという予測ができたりもします。

ただ、今回の番組構成の中で、僕がもっとも問題だと思ったのは、「少しゆっくりな子供」と「特別の発達のよい大人」とを並んで紹介することで、「ダウン症はこういう子供ですけれど、こんな立派な大人になれるんですよ」というミスリードを引き起こしている点です。どの程度製作側が意図してやったのかは分かりません。もしかしたらかなり純粋な気持ちでこういう構成にしたのかもしれませんが、やっぱりミスリードだと思う。

そうなんです、番組製作側の意図ってのがテレビでは一番大事で、今回の製作についてもJDSに取材に言ったらしいのですが、テレビ業界ってのは「自分がたちが作りたいストーリーの部品になる絵が撮れれば、あとは好きなように編集する」という世界です。JDSに仁義を切ったからといって、それだけでちゃんとした番組づくりをするという保証はありません。

NHKのEテレなんかでやっている番組だと、この手のテーマを扱うのに慣れているなあという印象を受けるのですが、この番組では「慣れている」という印象がありませんでした。具体的にどこがどうというのは忘れてしまったけど(もう一回見直せば細かく説明できるかもしれない)。

ただ、慣れていないだけに、奥山佳恵さんの次男が「ちょっとゆっくり」であることとか、少しだけ紹介された松野明美さんの子供(ダウン症)が、平均的なダウン症と比べても明かにかなり遅れているように見えるあたりとか、全然配慮することなく紹介していたというのは、ある意味ではよい方向に働いていたのかもしれません。

などということを色々総合し、そもそもこのバラエティ番組がリーチする視聴者層ってどのあたりだろうと考えてみると、こういう番組が一般向けに放送されたことはそれなりに意味はあったのだろうと思います。

あのですね。ダウン症の親の会とか、子供の療育とかで知り合った子の家庭って、ほとんどがそれなりに裕福なんですよ。うちの経験からすると。何でかって考えると、以前参加していた親の会が世田谷だったので土地柄ってのはあると思うんだけど、親の会とかのコミュニティを調べて参加しようとする家庭や、週に一回の療育に毎回親のどちらかが連れていける家庭って、基本的に富裕層だと思うんですよね。

だけど、ダウン症の子供がみんな富裕層に生まれるってことはないわけです。

いわゆるDQNな親の家庭に生まれたダウン症の子供はどうしているんだろうなってのを、僕はかねてより疑問に思っていました。疑問に思っても調べる余裕はないわけだけど。

こういうテレビ番組は、そういう層にもリーチできたんだじゃないかなあ、と思います。だからやっぱり意味はある。


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