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▼ 初音ミクのクリスマスソング

MP3プレイヤーに入れて、52曲を順番に聞いた。

なんか、みんなうまいなあ。

パレートの法則とかスタージョンの法則に基づくと、大きな価値があるのは上位1割〜2割というところらしいが、これまでの音楽業界だと上位0.1%くらいのプロしか作品を発表する場がないか、発表してもあまり相手にされなかったわけだ。ところが、初音ミクが出てきたことで、上位の10%〜20%が活性化した。それが、ニコニコ動画や今回のクリスマスソングコンテストだと思う。52曲聞いて思ったのは、確かにプロ(の中のすごい人)との壁はあるんだけれど、でもみんな十分価値がある作品だと思うってこと(自分の曲も含まれているので若干こういう書き方は抵抗があるんだけど)。

初音ミクを巡って「つい買っちゃいました。でもDTM分かりません、楽譜も読めません」とかいう人もいて、そういう人は小学校に戻ったほうが良いと個人的には思うのだが、しかし裾野が広がるというのはそういうことだ。

重要なのは裾野が広がったことにより、10%〜20%の層もまた広がって豊かになり力を持つようになったということだと思う。0.1%が20%になるというのはすごいことだ。

それがネットの世界におけるパレートの法則の本質である(というのは、梅田望夫氏の著作の中でも何度か出ていることですな)。

とにかくね、楽しいのですよ。

音楽って楽しいんだなあということを、思い出せたことが、何よりも楽しい。