告知など


2003-11-16 [Sun] 滝本的

暑い。

祖母の四十九日だった。

坊さんが読経しているのを聞きながら、

「うるせーばか。

生も死も等しく無意味で無価値なんだよ。

死者に対する儀式も、自分がここで生きていることさえも、無価値なんだよ。

だからどうだっていいんだよ。

俺のことなんか放っておいてくれ。

ああ、もう、消えてなくなりたい。

俺は死んだら消えてなくなりたい。誰からも忘れ去られたい。

ていうか、

世 界 人 類、 み ん な 死 ん で し ま え 」

と念じた。


九龍を購入。超人・滝本竜彦特集。

滝本の短編小説も、滝本原作の漫画も、滝本へのインタビューも、なにからなにまで

滝本だった。

滝本竜彦というキャラクターは完全に出来上がっている。

今までの三冊だけなら、単に私小説的なものなだけで、ひきこもりである特性上、

私小説のネタは少ない。あっという間に干上がる。でももし、ひこもりという滝本的

な部分を共通のベースにしつつ、エンターテイメント作品を今後も出し続けて行ける

のなら、滝本竜彦は間違いなく新しい時代を築けるだろう。


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