告知など


2001-12-18 [Tue] 感想など

病院に出掛けたら電車を降りたところで診察券と保険証を忘れたことに気がついて、

取りにもどっても間に合わないので行くのやめた。

まあなんて駄目なオレ。

そのままだらだら昼飯を食べてスパイキッズを見に行く。B級娯楽作品としては傑作

だった。あとはケレン味をもう少し持たせたら面白かろういやどうだろう、そんな

ところだろうか。

サムライ・レンズマン読了。これ英語に翻訳してアメリカのSF市場に投げ込んでみた

い。SF市場自体が冷えてはいるだろうが、SFファンはいるわけで、彼らの間でどういう

評価をされるかが興味がある。個人的には非常に面白かった。微妙に古橋風味も入って

いて、この本売れて欲しいなあでもあんまり売れないんだろうなという感想。

感想と言えば、電撃hpの短編小説賞の候補作について、感想をば。

1. 電脳横恋慕

自分がコンピュータ屋でSF読みであるからなのだろうけど、コンピュータをネタに

ちょっとSFっぽくしてみましたという割りには、コンピュータについていかにも素人

という感じで身体が拒否反応を起こす。

2. 雪の彼方へ

淡々と話がすすみ、淡々と終わる。この設定で中編くらいのものを読みたいという

気分にさせられた。もしくは、同じ世界観で違う視点から見た短編連作とか。

3. 苦痛魔法ミミ

ライトノベルという意味では一番ライトで分かりやすい。落ちの部分はもっとすちゃ

らかに書いても良いのではないかと思う。

4. カスタムチャイルド

重い。2.と同じようにクローンをネタにしているけど、こちらのほうがクローンを物語

の中心に持ってくる必然性が高いと思う。兄弟をどう思うかという点で、少女と誘拐犯

との対比も書けている。

個人的には4>2>3>1という評価をしている。


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