告知など


2003-07-04 [Fri] 近代哲学

考えてみると、僕は日本国民ではあるけれど、アホな官僚や議員がアホなことを

言ったりやらかしたりしても、「俺はあいつらのことなんか知らん」という立場

なわけだ。もちろん有権者である以上、議員の弾劾については何らかの行動を

する義務があるとは思うが、官僚とかどうしようもないのもいたりする。となると、

しかたがないから「俺は心ある人々と正しい道を進む」という態度をとらざるを

得なくなる。心ある正しい人々の声を聞き、自らもそういう人になろうとすること

だけが、自分が出来ることというわけだ。

さてここで、明治大正昭和と日本が帝国主義で動いていた時代に視点を移してみよう。

当時だって、皆が皆、帝国主義で動いていたわけではない。表に出ている指導者層で

帝国主義の人はいただろうし、表には絶対に現れない空から降って来る主義を受け入

れるだけの庶民も多数いただろう。だけど同時に、心ある人々もいたはずである。

少なくとも「君たちはどう生きるか」を読む限り、そこには心ある正しい人の思想が

読み取れる。我々が注目し学ぶべきはそういう人達の発言と思索なのではなかろうか。

「当時の日本という国がどういう国だったのか」を知るためには、そういう部分も

きちんと知らないといけないのではなかろうか。

# 一応言っておくと、当時共産党員は弾圧されていたけれど、だからと言って

# 当時の共産党を讃えようという意味ではないです。

というわけで、日本の近代哲学史を勉強してみようかと思う今日このごろ。


INFORMATION OF EARTHLIGHT TECH NOLOGY <kimoto@earthlight.jp>