告知など
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2004-06-01 [Tue] 続・美鳥の日々
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SFというのは、少しのフィクションを種にして、科学に基づいて想像を拡げる
ものだ。フィクション以外の部分は現実の科学に忠実にすることで、意外な発見
に出会う面白さがある。同時に書き手には、想像力と観察眼が問われることに
なる。
▼ もしこの方法論を「美鳥の日々」に当てはめたとしたら、どういう物語を作り
出せるだろうか。
例えば右手が使えなくなったら色々困るだろうことは容易に想像できる。そういった
苦労とその解決方法を一つ一つ想像することは非常に興味深い。また、主人公は
「黄金の右手」と呼ばれており、右手の拳に一種のアイデンティティを持っていた
はずだ。それが壊れてしまったのだから、その点での葛藤などもあるだろう。
このような、日常で当り前と思っていた行動が当り前に出来なくなる発見や、自己の
探求などという内容に掘り下げていくことができるはずだ。
▼ ところが(少なくともアニメの)「美鳥の日々」は、このような掘り下げはほとんど
行なわれていない。単に女の子がやってきました、協力して楽しい生活をしています。
というだけの日常物語になってしまっている。
言い替えれば、そういう日常物語を読者は求めていることになる。
▼ SF的発見の感動や、自己の探求などよりも、女の子とのドキドキ生活を求めている
のである。
しかし、連載するにあたり、前者の方向性で展開できるかというと、私はどのように
続ければ良いのか思い付かず、やはり後者の戦略を取るだろう。しかしアニメ放送は
期間が限られている。全面的に作りなおすことも可能だったはずだが、原作を尊重
するというお題目の元に、それをしなかったのだろう。このあたり、連載漫画の
アニメ化の難しさがあるのだろうと思われる。
2004-06-02 [Wed] オペチョン
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仕事の色々がまあそれなりに進んだのだけれど、やっているうちにわけがわからなく
なってきて、オペチョンまでする始末。自分でも理解ができなくなってきたので、適当
なところで帰宅することにした。
今はがーっと取り組んで没入するモードに入ってしまっているのかもしれないので、
一度高い視点に戻るようにしないといけないのかもしれない。
でも環境として、それがやりにくいんだよな。仕事場は個人ブースじゃないし。
とは言え、一緒に仕事しているマネージャはそれをやっているわけで、贅沢は言って
いられない。
2004-06-03 [Thu] 頭の回転が鈍い
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どうも今週は調子が悪い。頭の回転が鈍っている感じなのだ。それなりに活動している
はずなのだが、どうもすっきりと「うん、これでいいんだ」という感じがしない。
でも仕事は順調に進んでいるし、活動の成果は出ているはずなのだ。
何か歯車が噛み合っていないのだろう。
もやもやしたものが頭の中に。
2004-06-05 [Sat] 音源
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WIDE研究会のため、六本木まで。
▼ ヤフオクでMU1000を落札した。こいつはプラグインボードで音源を拡張できるので、
色々と遊べそう。とりあえずDX-7とアナログシンセのボードは欲しいかな。
そんなわけなので、十年ぶりくらいに音楽などというものに手を伸ばしてみようかなと
思っている。
2004-06-06 [Sun] ライブ
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たまたま電話の音を切っておかなかったら鳴ったので出てみたら、月々10万円からの
マンション購入がどうとかいう勧誘電話だった。ちょうど寝起きで声がかすれていた
ので、その状態を維持しつつ
「とても……そんなお金払えないんです……」
「失礼ですが、おいくつですか?」
「もうすぐ32歳になります……。そんな10万なんてとてもとても……ハハハ」
などという感じで、もう声だけでダメ男ってのが分かる感じの応対をしてみた。
わりとあっさりと相手のほうから話しを打ち切った。
貧乏バンザイ!
▼ 僕はその昔、コンピュータ音楽の研究者の顔をして国際会議に出たりなぞしたことが
あったりするのだが、その時にどうしても理解できなかったのが「この音楽のような
音のようなものは、いったい何なのだろうか」ということであった。「この」という
のはいわゆる前衛音楽という奴だ。普通にそこらに転がっている「曲」「音楽」とは、
全然違うものだ。彼らが作っているのは何なのかが、どうしても謎だった。
「彼らは『曲の素材』を作っているのだ」と考えていた時期もあったが、それにして
は作品として指向しすぎている。
ところが先日、自分的には納得できる説明というかアナロジーに思い至った。
▼ 「詩」から言葉のエッセンスを取り出して、小説に展開することはできる。
前衛音楽から音のエッセンスを取り出して、楽曲に展開することもできる。
▼ 小説は多くの人が読むが、詩集を読む人は相対的に少ない。それどころか、詩という
ものの面白さを理解できない人も多い(かくいう僕も、詩にはあまり魅力を感じない)。
普通に売られている音楽は、ジャンルでの好き嫌いはあるだろうが、前衛音楽は
そもそも何が面白いのか理解できないという人がいる。それどころかやっている本人
たちも「どうして誰も喜ばないような音楽をやっているのだろう」と考えている人が
いるくらいだ。
▼ などということに先日思い至ったのだが、そんな時にたまたま知人のサイトでライブの
案内を読んだ。どういうライブか良く分からなかったのだが、もしかしたら何か上記の
知見に関係することが得られるかもしれないと思い、行ってみようかと思い立った。
ここで何がすごいかというと、僕のようなひきこもりヲタ男が出かけようかと思った
ということは、きっと何かのスイッチが入ったに違いないということであり、こういう
スイッチは大事にしないといけない。
というわけで、お洒落なアーティストたちが集うであろうライブというものに、行って
きたのである。
▼ で、ライブなのだが、色々あったけれどメインは「ホーメイ(一人で二つの音高を
出す発声方法のこと)と色々なことを一緒にやろう」という感じであった。
▼ 以下、思ったこと。
▼ ・ホーメイをメインにして、これだけのことが出来るのか、という新鮮な発見が
あった。
▼ ・ホーメイとソプラノと詩吟とのセッションは面白かった。こういう組合せになる
のねという意外な感じ。胡弓のような楽器の多少ざらついた音も良い。
▼ ・ACIDにアナログシンセかぶせましたという感じの、トランス(ともちょっと違うが)
の曲は、神経症には辛いので、いや本当に心臓に悪いので、勘弁してください。
▼ ・今回のライブの趣旨として、機械系の人とホーメイとが一緒のステージに立とうと
いうものがあるっぽかったのだが、現実的にはそれぞれがそれぞれの演奏をした
だけという印象があった。本当に一緒にセッションすれば面白いのに、と思う一方
で、それを実現するためにはディレクターなりプロデューサーなりの強烈なコント
ロールが必要だろうから、こういう感じでやっている人達には合わないのかもしれ
ない。
▼ ・結局当初の目的については、やっぱりそうなのかもしれないけれど違うかもしれず、
少なくとも詩と小説の違いよりは境界が低そうな感じがした。
2004-06-09 [Wed] MU1000
▼ XG音源というと、これまでYMF-724のイメージしかなかったので、MU1000のデモ曲を
聞いてびっくり。ディストーションギターがちゃんとディストーションギターの音
してる。
こりゃいじりがいがありそうですが、いかんせんシンセの知識が10年前で止まっている
ので、リハビリが大変そう。
MU1000はopticalのS/PDIF outがあり、PC側にはinがあるのだが、ケーブルがない。
買ってこなきゃ。
2004-06-12 [Sat] キューティーハニー
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録音入力をS/PDIFにしているのに、S/PDIFからのクロック入力がないと、プチノイズ
がやたらと入ることに気がついた。だいたいこういうプチノイズはDMA割り込み関係
だったりするのだが、どうなのだろう。
▼ ふと時間ができたので、ふとキューティーハニーを見に行ってきた。
やっぱり庵野秀明は、アニメは動いてなんぼだってのを分かっているなあ。
なんか面白い動きして、分かりやすいストーリーで、娯楽作品としては最高じゃないか。
ところで、ビル三枚抜きは笑うところだと思うのだが、誰も笑ってなかった。
2004-06-13 [Sun] current
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ノートPCのNetBSDをcurrentに更新。snapshotからバイナリセットをもってきて2.0Eに
更新し、先日教わった手順で2.0Fをbuild。更に今日cvsupして、再度build。
晴れてcurrentに追い付いた。
▼ その他色々、仕事にまつわる作業をして一日が終る。
プリキュアなんだけどさ。
あの敵が言っていることって、実際正論なんだよな。それを、その場しのぎの根性で
たおしてしまうという話の展開は、どうにも賛成できない。
ここは一旦挫折しておき、それを乗り越えるという話のほうが(たとえ子供へのウケが
悪かろうと)正しいと思うのだが。
2004-06-15 [Tue] 定時
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9時15分に出社して、19時に退社した。しかし、他の人(といっても常駐先の会社の人)
は僕より早く来ていて、帰るのは遅い。いったいぜんたい、どうしてそんなに仕事を
するのだろう。適当にさくさくとやることだけやって帰ればいいのに。
▼ とは言っても、僕も家で調べ物したり、設計方針を考えたりとかはやっているわけで。
でも家でのんびり考えた方が効率いいじゃないか。
2004-06-18 [Fri] 帰る帰る
2004-06-19 [Sat] 心機一転
2004-06-20 [Sun] いろいろ
▼ MIDIケーブルを発掘しようしたが、どこにしまいこんだのやら。
▼ MIDIケーブルとマイクを発掘した。ついでにKBスタンドも出して、接続して設置。
ひさしぶりにPCデスクの周囲が音楽っぽくなった。
花ゆめを自分で買うようになって12年くらいな気がするが、そろそろ買うのをやめよう と思う。何故かという理由は自分でもよくわからないのだが、前号も買うだけ買って 読んでないまま積んであり、つまり漫画に対するmotivationが全然なくなってしまって いるということに気がついたからだ。 読み切り短編を集めたのはたまに買うかもしれないけれど、本誌はもう買わないだろう。
Athlon64のマシンは、XサーバをX.orgのにしてみたら、ようやく動いた。 色々compileする。
▼ VMWareは……Linuxバイナリを動かせるようになったという話題が、数日前からMLに
流れているようなので、試してみようか。
その前にCVSupしたらkernelに自分で追加したドライバが動かなくなった。関数の宣言
などが変わっているようだ。
▼ qemuをamd64でmakeしたところ、makeは通ったのがいざFreeBSD 4.10(i386)のboot CD
を食わせて立ち上げようとすると、coreを吐く。
2004-06-21 [Mon] もやもや
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台風。
天気が悪いせいもあるのだろうけれど、このところ夜になると、消えてなくなりたい
感というか、生きていてすいません感というか、強迫感と圧迫感に襲われながら過ご
している。
今日の昼間は元気だったのに。
困ったものだ。
2004-06-25 [Fri] しごと、しごと
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今週も一週間の仕事が終ったわけだが。
なんだか、今週は不毛な作業を沢山した気がする。OSのインストールとか。
肝心の開発があまり進んでいないのはいかがなものかと思う。
まあそっちは来週以降頑張るけど。頑張ってどうにかなるかというと……ちょっと微妙。
2004-06-26 [Sat] 金なし
2004-06-27 [Sun] 免許更新
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運転免許更新。初回ということもあり、講習が2時間。全然運転しないし、する気も
ない人間にとっては、極めて苦痛な時間だった。
府中の運転免許試験場は、案内には武蔵小金井からバスということになっていたが、
京王線の多摩霊園からもバスが出ており、行きは1時間10分かかったけど、帰りは
40分くらいで戻って来れた。
▼ 帰宅したらメールがすごいことに。
一気に仕事が増えたが、まあやってみるか、と思う。
2004-06-29 [Tue] らーめん
▼ 近所のラーメン屋でとんこつラーメンを食べたのだが、このラーメン屋というのが、
何度食べても微妙。簡単に言うと、替玉を注文する気にならない。なんだろう。油の
質が悪いのだろうか。一風堂や一蘭と方向性は同じなはずなのだが、どうしても一杯
だけしか食べられず、食べた後も「うーん」という気分になる。でも帰り道にあるの
で、何度か行っているのだが。