告知など
カクヨムにて連載中。
- 「勇者彼女がトイレから出てきません。」
- 彼女がうちのアパートに来たかと思ったらトイレに入って出てこなくて、 何をしているかというと、異世界で勇者をしている話。
- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
- そろそろ子育てエッセイなどというものを書いてみようかと思った次第。
- 「小説生成システム開発計画 - プロジェクトNUE」
- 計算機に小説、いや、使い物になる文章を作らせてみようという試みを、 勉強しながらやってます。
2002-08-11 [Sun] ちょっと不調
▼ 夕方になって調子が良くなって来た。
▼ 昨日から、斎藤環の「戦闘美少女の精神分析」という本を読んでいるのだけれど、
おたくの精神病理についてかなり的確に(決してアンチオタ的視点ではなく)書かれて
いて、面白い。かなりの部分は正確だし納得できるものだと思う。
▼ 僕はこれまで「おたく」というのは情報の生産者ではなく消費者でしかない、だから
自分はおたくではない、と思ってきた。しかし上記の文献によると、おたくとは作品に
対して、虚構は虚構であるとしてある種に斜に構えた態度をとり、時にはファン的な
反応をし、時には評論家的な反応をし、時にはその作品世界をもとにした二次創作まで
行ない、更にそれらすべての行為そのものを行なう自分を楽しむメタな視点をも持って
いる(本文を自分なりに解釈したところによると)らしい。
▼ 端的に言うと、おたくかどうかというのは「アニメキャラで抜けるかどうか」なのだ
そうだ。もちろんその結論に至る背景とかは議論されているのだけれど、簡単に結論
だけ言ってしまうと。
さて自分はどうだろうと考えてみると、うむ、抜けないことはないな。しかし、その
メンタルモデルがどうなっているのかと聞かれると、結構説明が難しい。例えば
アダルトビデオとかをネタにするのとどこが違うのかと聞かれると、やはり虚構への
没入(しかもそれはあくまで一時的なものだ)と想像力の駆使の度合いが違うのかなあ
という気はする。うーん、ちょっとこの部分は本を読み進めつつ、内省してみる価値が
あるかもしれない。
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