告知など


2001-08-03 [Fri] A.I.の感想などを

AM6:30に起きる。午前中に働く。午後は遊ぶ。

まんが喫茶に行き、フルーツバスケット既刊全6巻を再読破する。

二時間以上居座ったので、千円以上とられた。

あれれ。

古本屋で一冊200円として、6冊で1200円ですな。買ってもたいして変わらんかったか。

れれれ。

「A.I.」を見る。とにかく長すぎて疲れた。主役の子供はなかなか適度なロボット

演技をしていたと思う。

最初の1/3は見ていて飽きた。中盤(男娼ロボットがでてくるあたり)は面白かった。

後半1/3はキューブリックを受け入れられるなら良いかと。

ガジェットとしては、結構SF的なものが多く採り入れられているのに、どうも全体と

して面白くないと思う。逆にSF的であるがゆえに、これは小説で読んだ方が面白い話

なのかもしれない。

映像作品としては、この類いのアニメが日本では沢山あるので、そっちのノリの

演出のほうが好きかもしれない。

で、愛がどうのという話らしいので、その点に触れてみるけど。

僕はこれって、「やっぱりロボットが真の愛を理解することはできなかった」という

ことなのだと解釈しました。

Davidは「人間を愛することができるロボット」として作られました。

彼の中では「愛する」ことが「愛されたい」という欲望にとって代わり、「母親が

自分を愛してくれるためには、本物の人間にならなければならない」という論理が

生成されます。そして本物の人間になるための旅をします。最終的に彼の望みは

「自分だけを愛してくれる母親と過ごす時間」を得たことで達成されたことになり

ます。父親も他の子供もいない自分だけのための母親とすごす世界が、彼の望みを

満たす世界なわけです。

これ何か変じゃないですか? そんなのが愛されたことになるんですか。とても

利己的でゆがんでいる愛だと思うのですが。これで満足してしまうようでは、

「真の愛」と呼べるものではないのではないでしょうか。もしも子供の独占欲だから

しかたがないというのであれば、そんなもの2000年もかけてやる内容じゃないです。

それにこのテーマでは「人間を愛するロボットに対して、人間は愛を抱けるか」と

いうテーマも同等に語られなければならないはずなのに、その部分を放棄している

ように見えます。

したがって、A.I.を「ロボットが愛を理解する物語」とするのは間違っていると、

僕は考えます。

では、これをどうすれば面白くなるか考えてみると、僕は要はもっと単純にす

れば良いと思う。最初に1/3パートずつに分けたけど、それぞれのパートに重

点を置いた例えば以下のような例。

例 1) 前半1/3だけを拡げて、家族愛の物語にする。うまくすれば

「アンドリューNDR114」のような形に持っていけるかも。

例 2) 中盤1/3を拡げて、家を追い出された少年ロボットとイカれた男娼ロボットが

イカれた旅をするファンタジーにする。娯楽作品に徹すればこれも有りかと。

例 3) 後半1/3を拡げて、哲学的でキューブリック的な内容にする。この場合、

結末はPKディック的につきはなした感じなのが個人的には好みです。

今日のその他:

・ でじこの二日目は見た。ま、普通のでじこ。

・ ∀ガンダム映画化らしい。「地球光」「月光蝶」の二部構成だとか。地球光

すなわちアースライト。親近感沸きますな。いえ月ときたら地球光というの

は、誰でも発想することだと思いますが。

・ 小花美穂が近親相姦に手を出した

・ ところで男娼って意味違いますよね。男で女(マダ〜ム)に身体売っている商売の

ことって、何て言うんだっけ?


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