告知など


2004-05-23 [Sun] 安い音楽流通

今回のWinny騒ぎでは、色々な視点での意見が飛び交ったが、その中の一つに、著作権

ビジネスにおけるパラダイムシフトというのがあった。要するに音楽や映像業界が

既得権益に固執しているというものである。

実際、もし大多数の人が、ある音楽に対して「1000円出すのは嫌だけど、100円なら

出しても良い」と思うのなら、その時代においてその音楽の価値は100円でしかない。

それを1000円で売ろうとするから、違法ファイル共有をしようとするという側面が

ある。少なくとも僕は、cleanなMP3ファイルが100円で買えるのなら、dirtyなファイル

を無料で手に入れようとは思わない。これはDVDにも言える。例えば全12話のアニメ

が全部DivXでエンコードされてDVD-R一枚に入って5000円だったら、僕は買う。でも

今の値段のアニメDVDを買おうという気は、全然起こらない。

この値段で売るためにはどうすれば良いのかを考えるのが企業努力である。

そのために流通の仕事がなくなったとしても、パラダイムシフトというのは、そういう

ものだ。少なくとも、流通コストを大幅に落せば100円という音楽の価格に占める

製作者の対価は相対的に大きくなるので、決して不健全ではないと思うのだが。

などというのは前振りでして。

ではこういった新しい動きを草の根でやるにはどうすれば良いかを考えてみよう。

ここまで書いて面倒になったので、続く。


INFORMATION OF EARTHLIGHT TECH NOLOGY <kimoto@earthlight.jp>